基本スペック
Length | Action | Lure capa | Line capa | Weight | 継数 | カーボン含有率 | price |
7’0″ | MEDIUM FAST | 1/16-1/2oz. | 4-12lb. | 114g | 1本 | 99% | 93,000円(税別) |
メガバス・スピニングロッドの名竿、F3-610XSの操作性や軽量感はそのままに、長さを2インチアップ。ティップまで一貫した張りを持たせたASL7003XSは、軽量リグの一点シェイクとライトプラッギングという、相反するメソッドを両立。アームズスーパーレジェーラ・スピニングのフラッグシップシャフトとして次世代のバーサタリティアプローチを実現します。
メガバス公式HPより
デストロイヤーのレジェンダリーモデル、F3-610XSのアームズ版!
古よりメガバスを愛するファンの多くは誰もが知るであろう”F3-610XS”
メガバスの歴史とともに、F3-610という番手も多くのモデルが存在します。
私自身はその中でもオロチフュージコンタクトの初代F3-610DGSを特に愛用しており、春の琵琶湖 由美浜、イチジク6inでの爆釣劇は今でも忘れられない思い出です。
そんなF3-610シリーズをベースに、2in長くしたアームズがこのASL7003XSになります!!
オリジナルデストロイヤーの軽快感、操作性、感度を持ちながらもオロチのような粘り、剛性感を異軸多弾性、YOLOYで実現した・・・まさにF3-610の最高到達点がこのASL7003XSです。
昔からF3-610を愛する皆様、そしてその時代を知らなくても、メガバスの歴史と共に最高のスピニングロッドというものを感じたい方は是非手にすることをオススメします!
2022-2024年の3シーズン、琵琶湖においては最も握っていたスピニングタックル。
ライトリグやライトカバーのパワーフィネス、ライトプラッギングまで1本で!
MLアクションになりますので、そこそこ自重のあるワームやリグがメインになってきます。
野池や河川、湖のオカッパリは高比重ワームのノーシンカー、4in以上のネコリグ(シンカー0.9g以上)、1.8g以上のダウンショット、0.9g以上のジグヘッド、スモールラバージグ、軽めのメタルバイブ、ライトキャロ、シャッド、ベビークランク、トップウォーター、ミノーなど。
琵琶湖のボートでは高比重ワームのノーシンカー、ネコリグ、ジグヘッドスイミングなど。5g以上のシンカーを用いたリアクションダウンショットなんかもオススメです!
ラインはフロロの6lbを多用します。カバーフィネスや、冬場にメタルバイブを遠投する時なんかはPEの0.8号を巻いたりもします!
デザイン・セッティング
基本は他のスピニングの番手と共通
デザインに関してはベイトモデルと同じく、黒やカーボンの柄を基調としたデザインにシャンパンゴールドのパーツが入って高級志向!
ベイトモデルとは違って右投げ左投げが無いので、誰のどの番手を見てもほぼ同じですね!
センターバランサーの色悩む問題
ベイトモデルのレジェーラはハンドリングレベルスペーサーで永遠に悩めますが、スピニングはこのセンターバランサーを選ぶのが難しい!
私の7003XSは、ステラを載せる前提でスペチアーレ・ゴールド。そう、ステラです。18までの。まさか22ステラから一切ゴールドみが無くなるとは夢にも思いませんでした(涙)
今ならアイティーオー・ギャンブラーかレーシングビオラを選びますかね!
ただほかのパーツはゴールドが多用されているので、普通にカッコイイです!
ガイドセッティングとバランス
7003XSは計9個のチタンガイド×トルザイトリングの組み合わせです。
バランスはステラの2500番を載せると持ち重りが無くてちょうどいい感じでした!
使用インプレッション
項目別に超個人的インプレッション!
飛距離 | 4.5 |
操作性・軽快感 | 4 |
感度 | 4.5 |
剛性感、パワー | 5 |
総合 | 4.5 |
- 飛距離:レジェーラらしい張りのあるブランクスで、その長さと相まってよく飛びます!
- 操作性:ブランニューデストロイヤーのF3-611Xが96g。その差+約20g!重たく感じますが、その分安心感はありますし、ステラなどのリールを載せるにはバランスが良く気になりません。
- 感度 :短めのスピニングロッドには敵いませんが、7フィートの他のスピニングロッドと比べればかなり良いと思います。
- パワー:文句ナシです!強い!
以上が項目別の個人的なインプレッションです。
7フィートというレングスが、飛距離の要るオカッパリには必要かつボートでの取り回しも悪くなり過ぎない設定で気に入っています。
オカッパリであればネコリグやライトキャロをブレイクまで飛ばして探ったり、梅雨~夏の朝夕、秋は沖のウィードパッチへBaby POPXやコアユをぶっ飛ばして誘うことも出来ます。
厳寒期なんかはハゼドン5inやデスアダー6inのジグヘッドスイミングなんかにも良いですね。
ボートではネコリグやダウンショットはもちろん、サカマタシャッドのミドストやシャッドの釣りなんかにも対応。デカイ魚が来ても安心して取り込めます。
欠点はやはり、他のレジェーラと同じく現代のバスロッドと比べると少し重めな点でしょうか。
ただ22ステラくらい重量があるリールは載せればかなりバランスは良くて不快な感覚は全くありません。むしろある程度の魚が来る可能性のあるフィールドやウィードなんかから引きずり出すパワーの必要なシチュエーションであればこれくらいあった方が安心して使っていけると思います。
軽い竿が弱い、脆いというのはイコールにはなりませんが、やはり補強されている竿が多少重くなるのは避けられませんよね。
あとはかなり張りがあるので、硬く感じる方もいらっしゃると思います。個人的にも、もう少しだけマイルドな方が好みです。
ネコリグなんかでもバイトが出てから変にフッキングすると弾く?身切れする?ような経験があるので、落ち着いて巻き合わせするようにしましょう!
それでは、オススメのルアージャンル別に詳しくインプレッションしていきます!
ネコリグ
4in以上のスタンダードな太さがあるワームのネコリグを多用します。ドライブクローラー4.5in、ブレーバー5inや5.7in、イチジク6inやマグナムスワンプなどをネイルシンカー0.9g~ですね!
ドライブクローラーなんかは繊細に扱いたければLクラスをチョイスしますが、やはりウィードの絡むブレイクやロックエリア、漁礁なんかを攻める場合はガード付きマス針が必須なので、7003XSくらいのパワーがあると良いと思います。
この釣りは太い魚たちの頑丈な顎にガード付きフックを掛け、確実に取り込むパワーは必須!
ダウンショット・リアクションダウンショット
長さと張りがあるので、繊細に誘うというよりはキレのある動きで誘うタイプのダウンショットが得意です。
レッグワームやハゼドンシャッド、ジャバロンフライ65のリフト&フォールやサイコロのリアクションなんかがしっくりきます!また、ティップが入り過ぎないので根掛かりもし辛い・長さで外しやすいため、春先のハードボトムでのダウンショットもストレスなく扱えます。
ジグヘッドスイミング
12月中旬くらいから3月中くらいまで、琵琶湖で多用されるジグヘッドスイミングにもオススメです。
飛距離も出ますし、ミディアムファストテーパーが結構良い仕事します。
ハゼドン5inやデスアダー系、サカマタシャッドなどをロール(ミドスト)というよりは中層をフワフワ泳がす感じ。
リールを普段よく載せるステラの2500番からC2500番やヴァンキッシュなどの軽いものにすると先重り感が少し出て振る感覚が逆に掴みやすかったです。
ライトプラッギング
7g以下のライトプラッギングとも相性が良く、POPXシリーズやコアユ、カラシやシャッディングXの62-75、ベビーグリフォン、X-70、80Jr.やダイナレスポンスなど幅広く使えます。
他社で言うとレベルバイブブーストやTN38、ソウルシャッドなんかもとても扱いやすいです!
最近はベイトリールの進化が凄まじく、シャッドや小型バイブレーションなどはベイトでされる方も多いですが、やはり飛距離なんかはPEを巻いたスピニングに勝てないので出番はありますね。
冬に小型メタルを池のディープまでかっ飛ばして、メリハリのあるリフト&フォールをさせたりする釣りなんかは凄く得意な部類だと思います。
まとめ
つらつらと書いてきましたが要点をまとめてみます!
- メガバスの永く愛される定番であり伝統 ”F3-610XS”のアームズ版
- ワームもプラグも操作しやすいミディアムファストテーパー!
- 114gと少し重め。ステラなど重量のあるリールを載せればバランス良好で気にならない!
- 西日本で釣りされている方々ならコイツ1本でだいたいどこへでも!
大きくて太い魚も安心してファイトできる強靭なスピニングロッドです!